「鬼が来るよ!」子供の躾で脅しは逆効果!?

子供が言う事を聞かない時に「鬼が来るよ!」「鬼に連れて行かれるよ!」などという脅し文句を使った事のあるママは多いのではないでしょうか?

何を言っても言う事を聞かない時、この脅し文句は効果てき面!さっきまで「イヤ!」しか言わなかった子供は瞬く間に言う事をきくように。だからつい言う事を聞かない時にはすぐに「鬼が来るよ!」と言ってしまう事多くなっていませんか?

しかし、子供に脅し文句で言う事を聞かせる事に少し罪悪感を感じる事も。脅し文句を使う事で何か悪影響がないのか心配にもなりますよね。子供の躾で脅しを使う事は逆効果という説も。今回は、子供の躾で脅し文句を使うことへの影響を紹介します。


子供の躾で脅しは逆効果?

子供への躾をする時にどんな方法を使いますか?そんな子供の躾方法の一つに「鬼が来るよ!」と子供に恐怖を与え、言う事を聞かせるという方法を使う事がありますよね。しかし、その言葉が子供を傷つけてしまう事があるのです。では、「鬼が来るよ!」の脅し文句が逆効果と言われる理由を紹介します。


怒られた理由を理解出来なくなる

子供は「鬼が来るよ!」と言われてしまうと、子供の心には恐怖感が占めてしまいます。なぜママは怒っているのか? 何がいけなかったのか? を子供自身が考え、理解する事が出来なくなってしまいます。「怖いから言う事を聞く」「鬼さんが来るからやめておこう」という意識になってしまうのです。

少し大きくなれば「鬼」が恐怖の対象ではなくなり、”いけない事” の理由を理解出来ていない状況になれば、また言う事を聞かなくなります。


トラウマになる

寝る時間なのに、はしゃいでテンションが上がって、なかなか寝ない時に「早く寝ないと鬼さんが来るよ!」というと子供は怖がってすぐに布団に入り、ぎゅっと目をつぶります。もちろんそのまま寝てくれてママは助かるのですが、子供は恐怖心に包まれたまま寝てしまった事になります。鬼が出てくるような怖い夢を見て夜泣きに繋がる事もあります。

大人でも怖い映画や映像を見てしまった日の夜に、怖い夢を見る事ありませんか?子供はその何倍も怖い思いをしてしまうのです。


効果があるのは初めだけで効果は長続きしない

子供が鬼という怖い存在を知り、鬼って怖い!やだ!会いたくない!と思うようになる時期に「鬼が来るよ!」は効果抜群です。
それはそうですね。子供にとっての恐怖の対象が来ると言われれば、何を差し置いても言う事を聞きます。

しかし、子供もいつまでも「鬼の存在」を怖がり続けるわけではありません。そのうち「おにさんなんてこわくないもん」と言い出し、たちまち言う事を聞かなくなるのです。初めのうちはいいかもしれませんが、長続きしないので効果的とは言えないかもしれませんね。


言う事を聞かない時にはどうすればいいの?

「鬼が来るよ!」などの子供を脅すような言葉を使っての躾は良くないとわかっていても、言う事を聞かない子供に対してどんな対応をすればいいのか難しいですよね。

まず、子供をやる気にさせる事です。「鬼が来るよ!」というのはネガティブな言葉ですよね。「早く寝ないと鬼が来るよ」「片付けしないと鬼が来るよ」というのは、ネガティブ×ネガティブの言い方になってしまっています。それでは子供のやる気は引き出せません。

大事なのは、ポジティブな言葉をかけてあげる事なのです。


例えば

  • 早くお布団に入るなら絵本は2冊読もうかな
  • すぐに片付け出来きるならママも一緒にするよ
  • お風呂の準備が早く出来たらお風呂で歌を歌おうか

など、〇〇をすれば○○をしてもらえる!と思ってもらうのです。「○○してもらえるという事は、いい事をしたんだ」と徐々に理解出来るようになれば、そこに自主性も生まれてきます。

子供の考えはまだまだ自己中心的です。もちろんそれが子供のあるべき姿でもあります。自己中心的だからこそ、子供のやる気を引き出し「言われなくても出来る!」という自主性を持ってもらう事が大切になります。

そして、子供はママに褒められる事が何よりうれしいもの。「鬼が来るよ!」と言われてしたあとに、子供を褒めるママはあまりいません。すでにママは怒っているからです。怒りたい気持ちをグッと抑え、子供にポジティブな言葉をかけてあげて、その後に出来れば存分に褒めてあげるようにしましょう。

幼少期にママに褒められて育った子供は、心の自立が早く自己肯定力が高くなると言われています。いう事を聞かない時でも怒りたい気持ちを抑え、子供のやる気を引き出せるような言葉かけを心がけましょうね。


つい言ってしまいがちな子育てNGワード

実は「鬼が来るよ!」などの脅しの躾以外にも、気が付かないところで子供に言ってはいけない言葉をつい言ってしまっている場合があります。大人が何気なく言った言葉でも、子供にとっては大きな意味を持ち、時には子供の心を傷つけてしまう事も。


ここでは、つい言ってしまいがちな子育てのNGワードを紹介します。


「ママもう知らないからね!」

これはママであれば誰しも一度は言った事があるのではないでしょうか?何を言っても言う事を聞かない時など「ママはもう知らない!」と。

しかし、これは子供にとって絶望ともいえる言葉なのです。子供の心の中心にいるのは、必ずと言っていいほどママです。どんな時もそばにいてくれて、どんな状況でも味方でいてくれるママの存在は絶対です。

そんなママに切り捨てられてしまうような言葉を言ってしまうと、子供はとても傷ついてしまいます。

ママ自身本当に見捨てるつもりはなくても、子供にその真意は伝わらず言葉はそのままの意味を持って子供に伝わってしまうのです。言ってしまいがちな言葉ではありますが、気を付けましょうね。


「ちゃんとしなさい」

これも子供に言ってしまうママも多いと思います。子供が高校生くらいであれば「ちゃんとしなさい」で伝わる事もあります。
しかし、子供がまだ小さいうちは「ちゃんと」の意味が分からないのです。

意味のわからない抽象的な言葉で注意をされても、どうすれば「ちゃんと」になるのかわからず子供は行動に移せません

また、同じような言葉で「いい加減にしなさい」という事もありますよね。これも同じで、子供には「いい加減」がわかりません。

子供に注意する時には省略せずに「このおもちゃはちゃんとここに片付けてね」「靴のかかとは踏まずにちゃんと履いてね」など「ちゃんとしなさい」に含まれる内容をきちんと言葉にして伝えてあげましょうね。


「あなたがいなければ」

これは言わずもがなですね。絶対に言ってはいけません。

また「女の子だったら」「男の子だったら」など自分の性別とは逆を求めるような言葉もダメです。自分ではどうにもしようがない事柄を否定する事は、子供自身を否定する事になります。これは子供への心理的虐待に繋がります。どんなに子供がいけない事をしても、親のいう事を聞かなくても絶対言ってはいけません。子供の一生の傷になります。


どんな躾も賛否両論

子供への躾はどんな事でも賛否両論が出るものです。「鬼が来るよ」も子供の恐怖への対象があった方がいいという方ももちろんいます。

ひと昔前まではいけない事をすればお尻を叩かれるという事も当たり前の時代がありました。しかし、今ではどんな理由でも子供に手をあげるのは良くないとされています。

ネットやSNSでさまざまな情報が溢れる今、困った時、悩んだ時にすぐに答えを探しに行く事が出来てすぐに答えを得ることが出来る時代です。しかし、それが本当に子供にとって正しい答えなのかはママである自分にしかわからないものです。

子供の躾は、いつの時代もママを悩ませる難題の一つ。大切なのは、今子供に言っている事は本当に子供のためなのか?を考える事。怒るのではなく子供にきちんと言葉の真意が伝わるように必要であれば「叱って」あげるようにしましょうね。

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